オーシャンズというチームをご存じだろうか?
キャンプにおけるあらゆる困難を克服するために、過酷な訓練を繰り広げる謎の集団である。
非常に痛快で愉快なチームなのだが、元AV女優の握手会に行ったり、中国語しか話せなかったりといった特殊技能の持ち主でなければメンバーになることはできない。
というか、もう映画も終わっちゃったのでメンバーはこれ以上増やせないのだ。
しかし同様の訓練をしなければならないヤツらがまだまだこの世界にはたくさんいる。
そんなヤツラのために、あるチームが結成された・・・
※登場する人物設定は、すべてフィクションです。
今回は小鳥ブログ史上、いつも以上にどうしょうもなく、どーでもいー内容となっておりますので、こういったノリについてこれる方のみ続きをクリックしてください。
<オーサンズメンバー紹介>
1人目 クリス・オドネル(仮名)
神出鬼没の大泥棒。
おっちょこちょいで女(特に約1名)に弱いところがあるが、多少の野草知識と適当な料理技術を持ち、狙ったオク出品物はたいがい忘れてて終了している。
(設定やや迷走気味)
以上、合計1名、、、
オレたち!
オーサンズ!
ここは第一オーサンズパーク(仮)。
なんか見たことあるな、と思った人もいるかもしれないけど気のせいだ。
特に貸切とかはしていないのに誰もいないんだ。
これで激しい極秘訓練もできるってもんさ。
でもまずは食事の支度だよ。
腹がへっては戦はできぬ、ってね。
もちろんオレたちオーサンズにキャンプチェアなんてものは存在しない。
けど、段ボールを敷くことだけは許されているんだ。
みんなそれぞれが料理を作って腹ごしらえをしていたよ。
ただ、その中でも共通することがあったんだ。
それは、みんなが、
自分だけのために料理を作っていたってことさ。
もちろんシェアなんてし(たくてもする相手がい)ない。
そんなオレたち!
オーサンズ!
今日の寝床を紹介しよう。
オーサンズの激しい訓練のあとに体を休めるためには、ハイスペックな幕やシュラフが必要になる。
そのためオーサンズでは、幕とシュラフには高級品の使用が許されているんだ。
そのためクリスはかなりの高級幕を準備した。それがこれ、
NASAが開発したオールウェザーブランケット(AWB)だ。
AWBがあれば地面からの湿気はもちろん、熱や冷気も防ぐため、サラサラ快適な睡眠が約束されたも同然さ。
シュラフは極薄タイプのヤツにした。
枕はもちろんニトリの低反発枕に決まっている。
虫への対策もバッチリ
と言いたいところだが、この兵器も
アメンボー 怒りの脱出 には効かないんだ。
ヤツらはシュラフの上をスイスイ泳いでいたぜ。
ヤツらにも効く兵器を早急に開発してもらうよう、KINCHOには連絡しておいた。
寝ている間に雨が降ったらどうするんだって? おっとそんな心配はご無用だ。
オーサンズは基本、日帰りしかしない。
どうだい? 完璧だろう?
そんなオレたち!
オーサンズ!
そろそろ訓練開始の時間がきたようだ。
わかるかい?
特に説明はしない。
でも激しさだけは伝わるだろう。
ただ、良いことばかりじゃなかったんだ。
こいつを見てくれ。
サンダルが流されちまってね。
でもオーサンズメンバーは、そんなことくらいで泣いたりなんかは少ししかしない。
サイトに戻るとさっそくクリスは奥さんに電話したんだ。
クリス
「なんかさ、スゴい川の流れで、なんか、モノが流れちゃったんだよね・・・(震え声)」
クリス妻(仮)
「そんなことよりさ、枕が1個ないんだけど」
クリス
「っえ!? あいや、えっと、・・・前からないよ?」
クリス妻(仮)
「そうだっけ?」
クリス
「そうだよ。でもあとで探しておくよ」
クリス妻(仮)
「ふーん…。ところでナニ流したって?」
クリス
「ガチャ!ツーツー」
フー、危ないところだったぜ。それにしてもバカなヤツだ、フフフ…
このようにキャンプでは想定外のことにも臨機応変な対応が求められるんだ。
でも、日ごろの訓練のおかげで余裕の対応ができたってもんさ。
だってオレたち!
オーサンズ!
次の訓練は、銭形のとっつぁんや警察の目を惑わせるための訓練だ。
走っているように見えて実は全然走っていないっていうスゴい技なんだぜ。
現在、地下で「R・Y・U・S・E・Iオフ」なるものが計画されている。
この計画は超極秘裏に進められているため、詳しいことは言えないんだ。
簡単に説明すると、三代目J Soul Brothersのヒット曲にハマった7人のキャンパーがキャンプ場に集まり、みんなでランニングマンを踊り、疲れたら休み、休んだらまたランニングマンを踊るという、たぶん1時間半くらいで飽きそうなオフのことだ。
ただ1個だけ問題があってね。
それは、まだメンバーが2人しかいないってことなんだ。
実はクリスは、某仮装イベントで7人でJSBのカッコをしてランニングマンを踊ろうと考えているんだけど、そもそも子供たちにウけるのか? という根本的な疑問を抱えてもいる。
あと半年ブームが遅かったらな…
そこで、他になにかいいのがないか、毎日考えている。
やっぱコレかな…
このダンスをマスターするのはそう容易いことじゃない。
でも今から毎日特訓をすれば、ギリギリ当日の朝8時には間に合うはずさ。
たとえお菓子の準備を忘れたとしてもだ。
それがオレたち!
オーサンズ!
そろそろ特訓も終わりの時間だ。
なにしろクリスはこれから名札を付け替えて、別のキャンプ場に行かなければいけないんだからな。
クリスは振り返ってみんなに手を振ったよ。
そのとき、いつもとは違う虚しさが込み上げてきたんだ。
いったいオレは、なにをやってるんだろうって。
さらば、オーサンズ。もう会うこともないだろう。
オレたち!
オーサンズ!
(顔がメロンのヤツはないんだ。)