2013年09月03日
燃料とは危険なものである
この夏は悲惨な事故がいくつも起きてしまった。
・消火訓練で10人やけど 滋賀、アルコールが飛散
・京都・福知山の花火大会で爆発事故、けが人多数 (第一報)
・ボンベ爆発、2人けが 静岡・沼津のキャンプ場
福知山の事故に至っては悲しくてニュースを直視できなかったけど、やっぱり少しちゃんと考えてみたいと思う。
事故の原因はそれぞれアルコール、ガソリン、LPGと、どれもキャンプにはお馴染みの燃料の、引火による爆発という共通したものだが、状況がそれぞれ微妙に異なる。
アルコールの場合:
エタノールの炎は色が青白いため、日中の太陽光のもとでは見えにくく、消火の確認が不十分だったと見られている。そもそも消火訓練にエタノールを使う事が間違っており、なぜ灯油を使わなかったのかという意見が見られた。
灯油は引火点が高いので燃えにくいのでは?実際はどうなんだろうと思って検索してみた。
消火訓練の火炎源にアルコールを使うのは一般的ですか? - Yahoo!知恵袋
なるほど、詳しい人はいるもんだ。(一箇所だけ、「アルコールは引火点も高く」は「低く」の間違いと思われる。)
キャンプで使われるアルコールは主に燃料用エタノールで、アルコールストーブの燃料や、プレヒートなんかに使われるものと思われる。
・必ず密閉して保管
・こぼしたときはよく拭き乾かす (火以外で)
・燃焼中の継ぎ足しは厳禁
といったところか。
ちなみに灯油の引火点は40度以上とされているけど、夏の炎天下ではそれ以上になることも考えられるので、やはり引火爆発の危険はあると考えた方が良さそう。
ガソリンの場合:
当初はプロパンガスボンベの爆発かと言われていた。
自分としても、素人も扱えるガソリンというものの危険性への無知や軽視があったと思う。
初歩的ミス!
自分も5Lのガソリン携行缶を原チャリ給油用にたまに使うけど、ガス抜きバルブの存在すら知らなかった。
無知も甚だしく、今まで事故が起きなくて本当に良かったと思う。
でも本当に常識なのかな?と思い検索してみると。
そうですか。
あとずっと気になっているのが、
そんなことってあるのかな。さらに
ガソリン、惨事招いた油断 花火大会事故
ここに詳しいシークエンスが図解されている。
どういう状況ならこんなことが起こるんだろう?
温度やフタの形状など、条件が揃えば予想もできないことが起きるのだろうか。
なまじっかな知識で決め付けて考えるのは危険ということか。
これらについては以下での議論が興味深かった。
【社会】福知山花火大会爆発事故、気化したガソリンが原因か…揮発性が高いことはあまり知られていない
SOTOやMSRのフューエルボトルにはガス抜きバルブなんて付いてないと思うけど、噴き出したりするのかな。
LPGの場合:
接続部分に緩みや隙間はないか、ガス漏れの音はしないか、ガス臭はしないか、今後は気をつけたいと思う。
一般的な話として、火器に純正のガスカートリッジを使ってる人はどれくらいいるだろう。
詰め替えなんてこともそれほど珍しくない世界。
自己責任でとはいうけど、責任の中身をよく考えた方がいいかもしれないね。
あと、キャンプ場は市街地から遠くて病院が近くにないこともあるから、その分のリスクも頭の片隅に入れておいた方がいい。民間のヘリとかチャーターされたら100万以上の請求があったりするのかな。
それとこれはキャンプとは関係ないけど、こんな事故もあった。
冷却スプレー引火し爆発 車内の男女が軽傷
で、あまりの自分の無知に情けなくなったので、少し勉強しようと思って調べてみた。
ガソリンやアルコールの取り扱いについては消防法で定められており、危険物取扱者乙種第4類という資格の勉強をすれば効率が良さそうだということがわかった。
一方ガスについては高圧ガスなんとかっていう資格はあるんだけど、キャンプに使うようなガスは対象ではなさそうなので、個別に勉強するしかないかもしれない。
乙4の本を一冊、一通り読んだけど、ガソリンの携行缶は定期的にガス抜きが必要、とかそんな個別の具体的なことは書いてなかった。
説明書をよく読めという話だろう。
そして、燃料というのは危険なものなんだという認識を常に持ちたいと思う。
・消火訓練で10人やけど 滋賀、アルコールが飛散
・京都・福知山の花火大会で爆発事故、けが人多数 (第一報)
・ボンベ爆発、2人けが 静岡・沼津のキャンプ場
福知山の事故に至っては悲しくてニュースを直視できなかったけど、やっぱり少しちゃんと考えてみたいと思う。
事故の原因はそれぞれアルコール、ガソリン、LPGと、どれもキャンプにはお馴染みの燃料の、引火による爆発という共通したものだが、状況がそれぞれ微妙に異なる。
アルコールの場合:
8月4日、滋賀県東近江市、消火訓練中に爆発。
消防団員の一人が火が消えたと思いエタノールを注ぎ足したところ、周囲に気化していたエタノールに引火し爆発。
エタノールの炎は色が青白いため、日中の太陽光のもとでは見えにくく、消火の確認が不十分だったと見られている。そもそも消火訓練にエタノールを使う事が間違っており、なぜ灯油を使わなかったのかという意見が見られた。
灯油は引火点が高いので燃えにくいのでは?実際はどうなんだろうと思って検索してみた。
消火訓練の火炎源にアルコールを使うのは一般的ですか? - Yahoo!知恵袋
なるほど、詳しい人はいるもんだ。(一箇所だけ、「アルコールは引火点も高く」は「低く」の間違いと思われる。)
キャンプで使われるアルコールは主に燃料用エタノールで、アルコールストーブの燃料や、プレヒートなんかに使われるものと思われる。
・必ず密閉して保管
・こぼしたときはよく拭き乾かす (火以外で)
・燃焼中の継ぎ足しは厳禁
といったところか。
ちなみに灯油の引火点は40度以上とされているけど、夏の炎天下ではそれ以上になることも考えられるので、やはり引火爆発の危険はあると考えた方が良さそう。
ガソリンの場合:
当初はプロパンガスボンベの爆発かと言われていた。
自分としても、素人も扱えるガソリンというものの危険性への無知や軽視があったと思う。
携行缶から噴き出したガソリンが鉄板の火により燃え、爆発が起きたとみられる。
ガソリン缶扱い初歩的ミス!花火大会爆発の火元露天商、ガス抜き作業忘れ。
初歩的ミス!
自分も5Lのガソリン携行缶を原チャリ給油用にたまに使うけど、ガス抜きバルブの存在すら知らなかった。
無知も甚だしく、今まで事故が起きなくて本当に良かったと思う。
でも本当に常識なのかな?と思い検索してみると。
必ずガス抜きしてからフタを開けます。これが携行缶の常識です。
別に危険物取り扱い免許を持つような特別な知識ではなく、田舎の農家やバイク乗りの人など普通の人の一般的な知識です。
そうですか。
あとずっと気になっているのが、
事故当時に現場近くにいた見物客の女性(37)は、ガソリンが噴き出した際の様子を「消防のホースから水が出るぐらいの勢い」だったと証言した。
そんなことってあるのかな。さらに
ガソリン、惨事招いた油断 花火大会事故
ここに詳しいシークエンスが図解されている。
どういう状況ならこんなことが起こるんだろう?
温度やフタの形状など、条件が揃えば予想もできないことが起きるのだろうか。
なまじっかな知識で決め付けて考えるのは危険ということか。
これらについては以下での議論が興味深かった。
【社会】福知山花火大会爆発事故、気化したガソリンが原因か…揮発性が高いことはあまり知られていない
SOTOやMSRのフューエルボトルにはガス抜きバルブなんて付いてないと思うけど、噴き出したりするのかな。
LPGの場合:
8/24、静岡県沼津市のキャンプ場「大瀬テント村」で、ガスのカートリッジボンベが爆発した。
ドクターヘリを現場に向かわせ、2人を病院へ搬送。
沼津署は、ボンベとこんろの接続部が緩み、漏れたガスに引火したとみて調べている。
接続部分に緩みや隙間はないか、ガス漏れの音はしないか、ガス臭はしないか、今後は気をつけたいと思う。
一般的な話として、火器に純正のガスカートリッジを使ってる人はどれくらいいるだろう。
詰め替えなんてこともそれほど珍しくない世界。
自己責任でとはいうけど、責任の中身をよく考えた方がいいかもしれないね。
あと、キャンプ場は市街地から遠くて病院が近くにないこともあるから、その分のリスクも頭の片隅に入れておいた方がいい。民間のヘリとかチャーターされたら100万以上の請求があったりするのかな。
それとこれはキャンプとは関係ないけど、こんな事故もあった。
冷却スプレー引火し爆発 車内の男女が軽傷
車に乗る前にスポーツ用の冷却スプレーを車内に噴霧。しばらくドアを閉め切った後に女性とともに乗り込み、たばこに火を付けようとしたところ爆発
で、あまりの自分の無知に情けなくなったので、少し勉強しようと思って調べてみた。
ガソリンやアルコールの取り扱いについては消防法で定められており、危険物取扱者乙種第4類という資格の勉強をすれば効率が良さそうだということがわかった。
一方ガスについては高圧ガスなんとかっていう資格はあるんだけど、キャンプに使うようなガスは対象ではなさそうなので、個別に勉強するしかないかもしれない。
乙4の本を一冊、一通り読んだけど、ガソリンの携行缶は定期的にガス抜きが必要、とかそんな個別の具体的なことは書いてなかった。
説明書をよく読めという話だろう。
そして、燃料というのは危険なものなんだという認識を常に持ちたいと思う。
by 大空を自由に舞う小鳥 │Comments(0)
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