2015年08月07日
カラスウリの開花とセミの羽化
※セミの写真は出てきません。
名前は伏せますが、某M子さんがキャンプ場でセミの羽化をいっぱい見たからまたここに来よう!って言ってたんだけど、自宅でヤギを飼えるくらい(関係ない)自然に囲まれてるんだから、家の近くでいくらでも見れると思うけどなぁ、タイミングが合えば。
でも、そのタイミングとは?
そういえば、あれは確か、5年前の7月のある朝のことだったか・・・
近所でカラスウリのツボミを発見したので、「夜にまた来よう」ということで帰宅後、次男と近所の女の子を誘ってカラスウリの開花を見に行くことにした。
カラスウリの花は夜しか咲かないのだ。
ついでにセミの羽化も見られるかな?と思い、すぐ先にある公園に行ってみたところ、たくさん羽化していて、歩いているセミの幼虫を危うく踏みそうになってしまうくらいだった。
ふ~む…
もしかしてカラスウリの開花とセミの羽化には時期的な相関関係があるかもしれない!
ということで、調査してみた。
地域にもよるだろうけど、一般にセミの羽化は7月下旬から8月下旬ごろまでと言われているようである。
うちの近くだと羽化が見られるセミはほぼアブラゼミであろう。過去、ニイニイゼミやツクツクボウシの幼虫や羽化は3、4回しか見たことがない。
セミが卵を産みやすい樹種はなんだろうなぁ? こちら、米蝉ナールがかなり詳しく調べているけど、自分がよく抜け殻を見かけるコブシやネズミモチが載ってないので、網羅性は低そうである。
今回の羽化の観測地点は、近所の350坪程度の小さい公園の、この6本の木とする。構成は、ケヤキ2本、コブシ4本。
カラスウリの観測地点は近所の崖の上の藪とする。それほど大きい群生ではない。
雨の日は羽化は少ないんじゃないか? 羽化中に濡れたり揺れたりしたら危険だもんね。
満月近辺はもしかすると羽化は少ないかもしれない。明るいと外敵に見つかりやすいもんね。知らんけど。
たぶんカラスウリの開花とセミの羽化にたいした関係はないだろう。たまたま時期が同じくらいってだけで。
それではいってみましょう。
「前」は羽化前の幼虫。中は羽化中。後は脱皮完了後の羽を乾かしている状態。
カラスウリの開花と羽化の相関関係はよくわからない。
トイレは済ませ、虫対策はバッチリしないとゆっくり観察できない。
羽化前の幼虫は木の周りの地面を歩いていることがあるので、足元に注意。
観察時間帯に雨が降った日はなかったが、7/30は昼過ぎにゲリラ豪雨があった。羽化数が非常に少ないので、影響が出ているかもしれない。
時期が遅くなるにつれて木についている抜け殻が増えていくため、羽化前の中身の入った幼虫を見逃しやすくなる。中身の入った幼虫を多く見つけたければ、7月20日~下旬ごろがいいかもしれない。
メジロが4羽、身を寄せ合って休んでいた。
そんなわけでセミの羽化を観察する際のお勧めは、
・雨の降らなかった日
・8時から8時半くらい
てなところでしょうか。
ちなみに、動いている間は幼虫を捕まえて家に持ち帰り、壁やカーテンに掴まらせれば羽化をじっくり観察することもできます。捕まえる際には強くつままないように(できれば触らない方が良いとされる)して、紙袋に入れて持ち帰るのがお勧め。
じっとして動かない幼虫はもう捕まえたらダメですよ。
それと、セミの抜け殻についている白い糸ってなんなの? と思った人はこちら、クマゼミの抜け殻の白い糸の正体は?が勉強になります。
小学生のみんな、良かったら参考にしてくださいね。(もうちょっとちゃんと調べないと自由研究には使えないと思うけど)
名前は伏せますが、某M子さんがキャンプ場でセミの羽化をいっぱい見たからまたここに来よう!って言ってたんだけど、自宅でヤギを飼えるくらい(関係ない)自然に囲まれてるんだから、家の近くでいくらでも見れると思うけどなぁ、タイミングが合えば。
でも、そのタイミングとは?
そういえば、あれは確か、5年前の7月のある朝のことだったか・・・
近所でカラスウリのツボミを発見したので、「夜にまた来よう」ということで帰宅後、次男と近所の女の子を誘ってカラスウリの開花を見に行くことにした。
カラスウリの花は夜しか咲かないのだ。
ついでにセミの羽化も見られるかな?と思い、すぐ先にある公園に行ってみたところ、たくさん羽化していて、歩いているセミの幼虫を危うく踏みそうになってしまうくらいだった。
ふ~む…
もしかしてカラスウリの開花とセミの羽化には時期的な相関関係があるかもしれない!
ということで、調査してみた。
事前検討、調査と予想
地域にもよるだろうけど、一般にセミの羽化は7月下旬から8月下旬ごろまでと言われているようである。
うちの近くだと羽化が見られるセミはほぼアブラゼミであろう。過去、ニイニイゼミやツクツクボウシの幼虫や羽化は3、4回しか見たことがない。
セミが卵を産みやすい樹種はなんだろうなぁ? こちら、米蝉ナールがかなり詳しく調べているけど、自分がよく抜け殻を見かけるコブシやネズミモチが載ってないので、網羅性は低そうである。
今回の羽化の観測地点は、近所の350坪程度の小さい公園の、この6本の木とする。構成は、ケヤキ2本、コブシ4本。
カラスウリの観測地点は近所の崖の上の藪とする。それほど大きい群生ではない。
雨の日は羽化は少ないんじゃないか? 羽化中に濡れたり揺れたりしたら危険だもんね。
満月近辺はもしかすると羽化は少ないかもしれない。明るいと外敵に見つかりやすいもんね。知らんけど。
たぶんカラスウリの開花とセミの羽化にたいした関係はないだろう。たまたま時期が同じくらいってだけで。
それではいってみましょう。
調査結果
調査日 | 時刻 | 天気 | 気温 | 前 | 中 | 後 | 開花 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
7/28 | 21:30 | 晴 | 29℃ | 0 | 4 | 8 | 2 | |
7/29 | 24:40 | 曇 | 29℃ | 0 | 0 | 15 | 6 | |
7/30 | 22:30 | 晴 | 28℃ | 0 | 0 | 5 | 5 | 午後に夕立 |
7/31 | 22:10 | 晴 | 29℃ | 0 | 0 | 13 | N.D. | 満月 |
8/1 | 21:10 | 晴 | 29℃ | 0 | 4 | 13 | 13 | |
8/2 | 20:20 | 晴 | 29℃ | 4 | 5 | 6 | 13 | |
8/3 | 22:10 | 晴 | 28℃ | 0 | 1 | 12 | 9 |
「前」は羽化前の幼虫。中は羽化中。後は脱皮完了後の羽を乾かしている状態。
調査を終えて
カラスウリの開花と羽化の相関関係はよくわからない。
トイレは済ませ、虫対策はバッチリしないとゆっくり観察できない。
羽化前の幼虫は木の周りの地面を歩いていることがあるので、足元に注意。
観察時間帯に雨が降った日はなかったが、7/30は昼過ぎにゲリラ豪雨があった。羽化数が非常に少ないので、影響が出ているかもしれない。
時期が遅くなるにつれて木についている抜け殻が増えていくため、羽化前の中身の入った幼虫を見逃しやすくなる。中身の入った幼虫を多く見つけたければ、7月20日~下旬ごろがいいかもしれない。
メジロが4羽、身を寄せ合って休んでいた。
そんなわけでセミの羽化を観察する際のお勧めは、
・雨の降らなかった日
・8時から8時半くらい
てなところでしょうか。
ちなみに、動いている間は幼虫を捕まえて家に持ち帰り、壁やカーテンに掴まらせれば羽化をじっくり観察することもできます。捕まえる際には強くつままないように(できれば触らない方が良いとされる)して、紙袋に入れて持ち帰るのがお勧め。
じっとして動かない幼虫はもう捕まえたらダメですよ。
それと、セミの抜け殻についている白い糸ってなんなの? と思った人はこちら、クマゼミの抜け殻の白い糸の正体は?が勉強になります。
小学生のみんな、良かったら参考にしてくださいね。(もうちょっとちゃんと調べないと自由研究には使えないと思うけど)
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